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某雑記帳

Linuxの記事が多いブログです。

LINUXでの書類作り

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LINUXでの書類作り

会社から配布される書類の多くはエクセルやワードを使用していることが多いです。
LINUXの場合、MicrosoftOfficeが対応していないので別の互換ソフトをインストールする必要が有ります。
筆者のPCはDebianがインストールされているのでDebianでの操作が前提となります。

1.互換ソフトを選ぶ
Linux用のオフィス互換ソフトは複数あり使いやすいものとしては、
LibreOffice、Calligra、WPS Officeなどがある。
Linuxでの安定した動作を求める場合はLibreofficeやCalligraなどのオープンオフィスが良いでしょう。
MSオフィスとの互換性が心配な場合はWPS Officeが良いでしょう。
PCのスペックに余裕がない場合はAbiWordとGNU Mericの組み合わせで辛うじて動く場合もありますが日本語環境だと文字化けするし解決方法がかなり大変なのでここでは紹介しません。

2.とりあえずインストールしてみる
WPS OfficeはFlatPakからインストールできるのでFlatPakを導入後(導入方法は前回の記事参照)、FlatHubより探してみてください。(WPSの日本語化の方法は知りません)
LibreOffice、Calligraの場合は

$ su root
$ apt install libreoffice(若しくはcalligra)
$ apt install libreoffice-help-ja(若しくはcalligra-l10n-ja)

でインストールと日本語化ができます。

3.フォントの違いで1枚の書類が2枚になってしまう問題
MSゴシックとLinuxで使われているフォント(東風フォント、さざなみフォント、VLゴシックなど)とではフォントそのものの文字幅の違いでページのデザインが崩れてしまうことがあります。
MSゴシックと互換性のあるフォントを用意してrootでファイルマネージャを開き、

$ su root
$ thunar

フォントの保管されてるフォルダ(usr/shere/Fonts/TrueType など)に落とせばインストールできます。
MSゴシックとある程度の互換性のあるフォントとしては、IPAモナーフォント、モナーフォント、梅フォントがあり現在もメンテナンスがされている梅フォントがおすすめです。
IPAモナーフォントのダウンロード(サイトが閉鎖されているためInternetArchive)
モナーフォントのダウンロード
梅フォントのダウンロード

また、有料ですがWindowsのフォントをLinux上で使うこともできるみたいです。
MSゴシックの販売ページ
MS明朝の販売ページ
メイリオの販売ページ
游ゴシック・游明朝の販売ページ

4.MS互換じゃなくてもフォントにこだわりたい
有料フォントであれば腐るほど書類用の美しいフォントは存在しますが無料で使える中でMS互換では無いけど使ってみたいフォントをいくつか紹介します。

源ノ角ゴシック
美しい日本語ゴシックフォント。
WindowsやMacのユーザでも利用者は多い。

源ノ明朝
美しい日本語明朝フォント。
WindowsやMacのユーザでも利用者は多い。

oradano明朝
東京築地活版製造所が明治時代に印刷したものを基にして作られたフォント。
従来のPCのフォントとは少し違う印刷物感の漂うフォントです。

あと、これらのフォントについて調べているときにMacの大阪フォントを吸い出してttfにして無料配布しているサイトがあったんだけどこれってライセンス的にだめだろ。

5.fcitxでLibreOfficeを使うとインライン入力されない
FcitxでLibreOfficeを使うと入力確定前の文字が表示されないことがあります。
Fcitxの設定画面→アドオンタブを選択→Advancedを選択→Fcitx XIM Frontendをダブルクリック→FcitxでOn The Spotスタイルを使うを選択→fcitxの再起動
これでインライン入力できるようになるはずです。

6.最後に
最近のフォントがきれいになりすぎて慣れない。
あと、フォントにハマった。

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