メインPCは古めかしい富士通のノートPCである。(おそらく十数年前の製品、VistaとCore2Duoのシールが貼ってある)
普段はオフィスにあるデスクトップPCを使っているため自宅にPCはなく、オンライン会議のための急いで用意したものである。
LINUXでオンライン会議をできるようにするのは、普段からLINUXを使用している人でないと厳しいと感じたのでここにメモを残すことにしました。
今更書いても需要ないかも知れませんが困っている方の力になれたら幸いです。
対象としてはLINUXでテレワークやオンライン授業をしたくても環境設定に躓いてしまった人です。
1.用意するもの
Debianが動作しそうなPC(あんまし古くて低スペだと動かないかも。。。)
Linuxのインストールディスク(Debianとその派生以外だと状況が異なります)
インターネット環境
ドライバファイル(インテルのチップセットを搭載してないPCだと探すのが厳しいというか無いかも)
2.Debianのインストール
好みの設定でインストールしてください。
ここでドライバのファイルが無いとかの表示がされる場合は該当ファイルをUSBフラッシュメモリに保存した物を挿してから再試行してください。(僕の場合はRT2860.binという無線LANカードのファイルがないと表示されました。大抵の場合はググれば出てきます。)
3.ZOOMのインストール時に発生する問題点
とりあえず、通常の方法でZOOMをインストールしようとしてみる。
zoom_amd64.debをzoomの公式サイトからダウンロード後にファイルのあるディレクトリでターミナルを開き
$ sudo apt install ./zoom_amd64.deb
と入力する方法でインストールするとibusの依存関係で問題が発生します。
Debianの文字入力は初期状態ではfcitx-anthyが採用されており、そこにibusをインストールすると問題が発生します。
fcitx-anthyをアンインストールしてibus-mozcやibus-anthyをインストールする方法も有りますが(むしろ普通はこっち)、ibusの設定がデーモンをいじらないといけないようで面倒なので4の方法で試しました。
4.パッケージマネージャのインストール
FlatPakをインストールする。おそらく、snapdやapp imageなどOSの環境に依る差が余り出ないものであればZOOMのインストールでは同じような結果が得られると思います。
$ su root
$ apt install flatpak
$
apt install gnome-software-plugin-flatpak
$ flatpak remote-add --if-not-exists flathub https://flathub.org/repo/flathub.flatpakrepo
$ reboot
5.ZOOMのインストール
今回はFlatPakを導入したのでFlatHubのページからZOOMのインストール方法を探しました。
snapdなどを導入されてる方はsnap craftなどから探してください。
FlatHubからのインストール方法はこちら
6.必要なソフトのインストール
テレワークということは配布書類を開く方法も必要なわけです。
PDFで配布してくれればLINUXでも簡単に閲覧することはできますが編集することを前提とした場合、エクセルやワードのファイルで配布することが多いかと思います。
ブラウザからoffice360やZOHO Officeを開いて編集するのも良いですが、ブラウザ版のオフィスだと情報漏えいとかが怖いので僕はスタンドアロンで動くタイプのオフィスソフトを導入しました。
LinuxではMicrosoftOfficeは動作しないので(Wine経由でなら可)オープンオフィスで良ければLibreOfficeやCalligra、MSOfficeとの互換性の問題が心配であればWPS Officeの導入が必要です。
この辺は次回の記事に書こうと思います。
7.付け足し
テレワークではZOOMを使う場合が多いですが、そこまで大人数の会議でない場合はスカイプやラインを使う場合もあるかと思います。
スカイプは普通にLinuxに入りますがラインはChromeのアプリからでないと入りません。
他にも多数のテレワークアプリがあると思いますがFlatHubやsnapdを経由してインストールすれば依存関係の問題を防ぐことができるかと思います。
筆者はにわかなので修正すべきところがあればコメントしてください。